「こいつだけは、俺が守る」
【Makoto×Souko×Mitsuko】誠さんは子どものころに飼っていた犬との別れが辛かった経験があり、崇子さんは猫アレルギー。もともと家で動物を飼うつもりはなかった。 しかし、ある日娘がまだ小さかったみつこを連れ帰ってくる。はじめは娘が2階の自室でみつこの世話をしていたが、その娘も家を出ることに。 「二度と動物に情を移すことはしないと思っていたけど、こいつだけは守る」。残されたみつこを見かねて世話をし始めたのが、誠さんだった。 自分がこうだと思ったものには、ひたすら一生懸命になる誠さん。みつこにも愛情を注いだ。 インターネットを調べて、ネコが腎臓を悪くしやすいことを知った誠さん。みつこが飲む水を家の中にいくつも置いて、それらを1日に何回も交換した。水が替わっていないと家族を怒ることも。「みつこファースト過ぎて、正直めんどくせえなって思うくらいでした(笑)」。 「ネコが腎臓を悪くしないように頑張りすぎて、自分が腎臓を悪くした」。というのは、誠さんが病院で笑いを取る定番ネタだ。【ペットとの日常写真 出張撮影 宮城 仙台】
家と飼いネコが、元気の源
【Makoto×Souko×Mitsuko】前日までできていたうがいが次の日にはできなくなり、目を覚ますこともだんだんと少なくなっていく。病院に入院していると、少しずつできないことが増えていった。そんな誠さんの様子を見ているのがつらかった。「覚悟しておいてください的なことを言われたとき、すぐに家で看ることを選択しました」。仕事もプライベートも、これまでずっと夫婦一緒だった。家での付きっきりの介護にも、迷いはなかった。家にいて、みつこと戯れているのが好きだった誠さん。入院中、意識がはっきりしているときは毎日電話を掛けてきて、みつこの様子を知りたがった。「それがたぶん、夫の元気の源なんでしょうね」【ペットとの日常写真 出張撮影 宮城 仙台】
静かにくんくん匂いを嗅ぎにくる、その顔にイチコロになった。【黒柴】【ペットとの日常を出張フォト撮影 宮城】
【はなこ × 黒柴めしうま】 |「もともと、犬を飼うために家を建てたんですよ」 犬がのびのびできる広い庭と開放的なリビングは、かつての飼い犬への「もっとこうしてあげたらよかった」を実現したものだ。 「昔、実家で柴犬を飼っていたんですけど、庭がなかったり、遊ぶ時間がなかったり、死んだときにすごく後悔が残って」 そうした後悔もあり、保護犬を引き取って幸せにしたかった。出会ったとき、「めしうま」はすでに2~3歳の成犬。増えすぎて崩壊した繁殖場から保護施設へ引き取られた犬だった。くんくんと静かに匂いを嗅ぎにくる顔にイチコロになった。【ペットとの日常を出張フォト撮影 宮城 仙台】