驚いたことに、戦前の多摩川スピードウェイの回顧展が開かれるみたいです。興味のある人以外には「なんだ?」というテーマかと思います。その頃の施設の一部が残っているらしいですが、知らない人には単なる河川沿いの土手に見えるのではないでしょうか。むしろ「戦前」という時代を振り返る良い機会になるかもしれません。教科書や教室では「軍国主義が覆っていた時代」という表現しかしないかもしれません。しかし、日本が欧米列強に追いつき、文化的にも発展していたことも確かだと思うのです。昭和6年の満州事変により、軍国主義が進んでいったとしか教室では教わりません。しかし、その9年後の昭和15年の東京オリンピックの開催を欧米列強は認めてもいたのです。これは、アジア初開催、非キリスト教文化圏でのオリンピック開催を欧米が認めていたということで...多摩川スピードウェイ(4)