2024/10/16 - デンマークの小さな島”ボーンホルム島”で1835年に誕生した陶器メーカーSoholm/スーホルム。 1996年に残念ながら閉鎖されてしまいましたが、スーホルムはボーンホルム島で最も古い歴史のある窯元のひとつです。こちらは1960〜1970年代ごろに作られた、”966/2”というモデルのテーブルランプ。ボトルのような丸みのあるフォルムのベースに施された小さな○模様がとても印象的な一品。丸い模様の上を釉薬が流れ落ちる瞬間を捕えたような、ユニークな表情。美しいブルーのグラデーションは、釉薬のかかり方や窯内の環境によっても仕上がりが変わるため、どれひとつとして同じものはありません。表面には所々にとても細かな斑点模様が浮かび上がり、天目茶碗のような味わいのある雰囲気を楽しむことができます。和の空間にも馴染むような、落ち着きのある佇まいもまた魅力です。首元はマットに、ボトムは艶やかに。この質感のコントラストもまた他ではあまりないような、スーホルムならではの特徴のひとつ。サイドテーブルやサイドチェストなど、コンパクトなスペースにも気軽に取り入れられるサイズ感がポイント。また、柔らかいアイボリーカラーのプリーツシェードを合わせ、小ぶりなサイズながらも存在感のある一品に。裏面には”966/2 Søholm Denmark Stentøj”という文字が刻まれています。1960年代以降のスーホルムの製品はほとんどが炻器(せっき)製となっており、デンマーク語で炻器という意味がある“Stentøj”という言葉が記されています。見ているだけで心がスッと安らぐような、不思議な魅力に包まれたランプ。スーホルムの焼き物の魅力と柔らかい明かりをぜひお楽しみください♪