吉村秀雄“POP吉村” 「おまえらそんな不真面目なことでどうする!もっと真面目にやれ!」 昭和29年、雑餉隈でオートバイ屋を経営していた吉村秀雄は、店に遊びに来た米兵をしょっちゅう叱り飛ばしていた。遠い異国の地に来て唯一くつろげ、家に帰るように遊びに行ける場所。そして自分のことを親身になって怒ってくれる親父のような存在の吉村の事を、米兵達は“POP”と呼び始めた。 POPとは“おやじ”の意味であり、こ...