鉄道シリーズその27。今は東京駅の新幹線ホームに行けば、色々な種類の流線型車両に出会うことができるが、鉄道の世界でその歴史は意外に古い。創成期はとにかく人の足や自転車より早く走ればよかった鉄道も自動車、飛行機とライバルが次々に現れてオリンピック憲章ではないが、『より早く』を目指した結果であるが、それだけでなく、我々鉄道ファンを魅了するのは『かっこよさ』であろう。小生が、流線型車両を意識したのは間違いなく東海道新幹線0系である。始めて乗ったのは昭和40年3月だからもう50年近く前のことだが、東京駅で対面した感動はわずか6歳だったが今も思い出す。もちろん、ビュッフェにあった速度計にもおどろいたのだが。今回は日本の鉄道のうち、戦前派の国鉄車両について書いて見ることとしたい。蒸気機関車はC53の1両が流線型に改造...流線型車両(戦前編)