MEISSEN Rose(マイセンのバラ)/バラはドイツ人がこよなく愛する花。マイセンの「ローズ」は、マイセンの花絵付を代表する絵柄といってよいでしょう。19世紀初頭、家庭の平和を何よりも重んじたビーダーマイヤー様式の時代に生まれ、今日まで親しまれています。19世紀ビーダマイヤー様式の時代には特に「愛と友情」の表現として人気を得ました。質実でありながら優美なその姿は、おもてなしの席に最適です。バラはギリシア・ローマの古代文明時代から「美」や「真実」の象徴として愛されてきました。ヨーロッパでは特にキリスト教の聖母マリア信仰において 「永遠の愛」を表し、以来人生のさまざまな出来事で重要な意味をもつようになりました。誕生、成人、婚約、結婚、そして死においてもバラは色を変え、形を変えて私たちに寄り添います。