カラー写真の先駆者として知られるニューヨークの写真家ソール・ライター(1923-2013)の展覧会が、ただいま新潟県で開催中です。1950年代はファッション写真家として活躍し、「ヴォーグ」「ハーパーズ・バザー」等有名ファッション誌の表紙を飾るものの、1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消したソール・ライター。しかし2006年、ドイツの出版社によって写真集が刊行されたことを機に、83歳にして一躍脚光を浴びることに。天性の色彩感覚で、日常の中で見過ごされがちな“一瞬のきらめき”を捉えた写真の数々は高く評価され、“伝説の写真家”と称される存在となりました。写真はもちろん、絵画、貴重な資料も