1973〜74年に発表された、手塚治虫の異色の名作『ばるぼら』。耽美派の小説家として成功しながら、異常性欲と創作の苦悩に苛まれていた美倉洋介は、ある日、自堕落な生活を送るフーテンの少女・ばるぼらに出会う。幻想的なストーリーを、美しくファンタジックな映像で実写化したのは、映画『白痴』などを手掛けた手塚眞。そんな狂気と魅惑の世界に挑んだ、稲垣吾郎と二階堂ふみは、どんな想いでこの作品に挑んだのだろか。二人に話を聞いた。