2024/06/07 - 溝彫りの円柱によって宙に浮かんだ花綱飾りの円台には、いったい何を飾ったのだろう。無垢のウォールナットを使った、その小ささに見合わない、堂々とした量感溢れるディスプレイスタンド。経年で鈍く色づいた、ギャラリーと花綱の真鍮装飾が、程よくツヤを失った木肌に馴染んで、古物の良さがでてきたひと品。花台にしても、ジュエリーなどのディスプレイに使っても、十分に満足できる存在感の木彫台は、1900年頃のフランス製。