90年代に入り、武田鉄矢以来となる長髪の男性タレントが人気を獲得し始める。木村拓哉や江口洋介らがテレビドラマやCM、雑誌で颯爽と長髪をなびかせる姿は、世の女性だけでなく、男性までをも虜にしていった。その長髪はいつしか「ロン毛」と呼ばれ、市民権を得ていくのだった。