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今回のテーマは「チョコレート」 10年後、チョコレートがなくなるかもしれません。 その最たる原因は、地球温暖化によって引き起こされる、カカオ生産地の干ばつです 。 チョコレートの原料となるカカオですが、国際ココア組織(ICCO)の統計によると 、世界生産量の約7割をアフリカが占めているそうです。カカオの木は、高温多湿の 肥沃な土地かつ豊富な雨が降り水はけのよい土地でないと育たないのですが、このまま地球温暖化が進めば、カカオの木が絶滅する可能性があるのです。 他にも、 ①カカオの木の病気による生産量の減少。 ②カカオの木が高齢化、苗木の減少によるカカオの木の減少。 ③栽培の難しさ、栽培に関する知識が伝承、周知されていない。 ④カカオ生産者の賃金の安さと担い手不足。児童労働も問題に。 ⑤アジア諸国でのチョコレート消費が急増。需要に供給が追い付いていない。 などの問題もチョコレートがなくなることを助長しています。 チョコレートがなくなるかもしれない問題は、あなたの身近に迫っています。 あなたに出来ることはなんですか?
地きび
地きびとは、高知県の山間部で伝統的に自家栽培されているとうもろこしのひとつ。 スイートコーンのような甘みはなく、モチモチっとした食感があり、素朴な味わいが特徴的。 時代が流れ、生活スタイルが変わっていく中で地きび栽培も下火になっていった。 そんな中、地きびのさまざまな利用方法が模索され始めている。 「地きびで作るトルティーヤ 」 タコス に欠かせないトルティーヤ。生地だ。 トルティーヤ作りに使われるのは、フリントコーン とよばれる加工向きのトウモロコシ。国内で流通するフリントコーンは99%以上が輸入品だ。 これに地きびを使う。外国の文化であるタコスに、「地」のものを混ぜ合わせる。 地元の文化にも、外の文化にも目をむけ、ルーツを大切にする。そして、それを受け入れる多様性のある社会を作っていく。 「地きびで作る焼酎」 高知大学では、大豊町の山間部で生産されていた地きび焼酎の復刻に取り組む。こうした地元の種を残していくことが、「社会の多様性を担保することにつながる」とその意義を語る。
自動販売機。 日本全国に約240万台設置されていて、その名の通り、お金を支払って好きな商品を選べば「自動」で「販売してくれる」機械ですね。 子供のころから、「どこにでもある」イメージの自動販売機ですが、以前海外に行った時には、屋外ではほとんど見かけることがありませんでした。 「日本は治安がいいから自動販売機が外に設置できる」ことに外国人が驚いたなんて話はよく聞きます。 さて! そんな自動販売機ですが、「なくなるかもしれない」ってどうゆうことかというと、例えば、日本でも自動販売機の破壊や、現金・商品の窃盗が多発するようになれば、なくなってもおかしくないのではないでしょうか。 また、近年は多くの企業が環境に配慮し、CO2の排出量を抑える自動販売機の開発をしていますが、大量のエネルギー消費による地球温暖化などが問題となっている今、設置台数に注目されることもあるかもしれません。 意識していなくても、ほぼ毎日目にする物がなくなるなんてことは想像しづらいですが、当たり前を疑ってみるのもSDGsへの第1歩だと思いました。
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日本の国花の一つである「桜」。 毎年春になると私たちの目を楽しませてくれますね。 ところで、皆さんは桜の「満開」と聞くとどのような状態を思い浮かべますか? 気象庁が公表している「生物季節観測指針」によると、満開の定義は「8分咲き」なのですが、令和3年1月に改正され、これに「同時に咲いている状態である必要はなく、散った花も数に入れる」ことが付け加えられました。 改正された理由として、暖かい地方を中心に、一斉に8割咲きそろわない事例が相次いだことがあげられます。 これは、桜の開花において、春の暖かさに加え、一定の冬の寒さが必要(休眠打破といいます)となることが関係しています。 冬の寒さがあまりない場合、つぼみの目覚めが悪く、だらだらと開花していくこととなります。これにより、一斉に8割咲きそろう前に花が散っていくこととなり、私たちが想像する「満開」にならなくなるのです。 今後温暖化が進み、暖かい地域が増えると、「満開の桜」を見られる地域が限られてくるかもしれません。