a close up of a cup on a table with a black background in the back ground
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "ゴブレットのヒビ、外側は本金丸粉、内側は白漆仕上げ。 大きく3本のヒビがあり、1つは途中で放射状に広がり、隣に1本、さらに対角に1本のヒビが入っていました。 深いヒビを中心に漆をしみこませてしばらくしっかりと固定し、その後、深いところは錆漆で埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、内側は白漆で仕上げ、外側には本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕上げました。 手に持った時に使いよさそうなゴブレットでしたので、また末永く使って頂けたらうれしいです。 今回は、ヒビの数が多いので、うるさくならないよう、最終的な仕上がりの線の太さを意識しながら修繕しました。 特に放射状の部分は、まるで花や花火のようでしたので、外側は隙間をつぶさずに線を描き、よいポイントとなるように金で仕上げました。 放射状のヒビは、そのまま延長線上で隣とうっすら繋がっているようでしたが、内側を少し長めに、一部を隣と繋げるように埋めて、水漏れチェックをしても漏れないところまで、過度に追わずに仕上げました。 ヒビは、割れやホ
a white plate with gold lines on it
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "プレートのヒビとホツレ、本金丸粉仕上げ。 白いシンプルなプレートをお預かりしました。 縁のホツレに加えて、中心から外へ、広範囲にヒビが入っていました。 プレートの質感やシンプルさに、自然の作り出すおもしろいヒビの模様を、そのまま本金で仕上げ、新たな景色としてお直しさせて頂きました。 漆の食いつきをよくする処置をしながら、ヒビに錆漆や漆をしみこませて止め、呂色漆を塗っては研ぎ、最後に本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕上げました。 器自体の質感ににすこし揺らぎがありやさしい印象でしたので、シャープなものよりも、自然のヒビのゆらぎをあたたかく受け止めてくれました。 おそらく、環状に衝撃が伝わったヒビかと思いますが、中心から外へ向けて細かいヒビが延びており、あとから見えてくる細かいヒビを追いかけるように、線を描いていきました。 こういったダイナミックな景色を添えるためには、ある程度、線の存在感も必要で、しかしそれが強すぎないよう、全体のバランスを見ながら調整していきました。 日々た
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "丸皿のヒビ、表は本金丸粉、裏は白漆仕上げ。 白くやわらかな印象の丸皿をお預かりしました。 お預かりした時に、いったいどこにヒビがあるのか見つけられないほど、浅く微かなヒビが入っていました。 染みないように注意しながらヒビを埋めては研ぎ、あとから浮かび上がってくるヒビを追いかけて埋め、必要な部分を延長していきながら、呂色漆を塗っては研ぎ、最終的に、裏は白漆で仕上げ、表には本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕上げました。 素地はこまかな凹凸のある、マットですべすべとした感触で、わずかなゆらぎとともに、とても繊細さを感じさせる器でした。 工程の中で、何度も漆を塗ったり研いだりを繰り返しますが、こういった色味や素地の場合、一度漆がついてしまうと、二度と取れなくなってしまいます。 無駄にはみ出したり、汚したりすると、器の繊細な雰囲気を一瞬で壊しかねないので、毎回、注意深く作業しました。 また、同じ、漆で線を描いて蒔絵を施すものでも、 漆器に施す平蒔絵など、一度で仕上げの線を描いてしまう The Face
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "丸皿のヒビ、表は本金丸粉、裏は白漆仕上げ。 白くやわらかな印象の丸皿をお預かりしました。 お預かりした時に、いったいどこにヒビがあるのか見つけられないほど、浅く微かなヒビが入っていました。 染みないように注意しながらヒビを埋めては研ぎ、あとから浮かび上がってくるヒビを追いかけて埋め、必要な部分を延長していきながら、呂色漆を塗っては研ぎ、最終的に、裏は白漆で仕上げ、表には本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕上げました。 素地はこまかな凹凸のある、マットですべすべとした感触で、わずかなゆらぎとともに、とても繊細さを感じさせる器でした。 工程の中で、何度も漆を塗ったり研いだりを繰り返しますが、こういった色味や素地の場合、一度漆がついてしまうと、二度と取れなくなってしまいます。 無駄にはみ出したり、汚したりすると、器の繊細な雰囲気を一瞬で壊しかねないので、毎回、注意深く作業しました。 また、同じ、漆で線を描いて蒔絵を施すものでも、 漆器に施す平蒔絵など、一度で仕上げの線を描いてしまう
a silver vase sitting on top of a table
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "徳利のワレ3片、銀丸粉仕上げ。 現代の作家さんの器ですが、味わい深く、長く見ていても飽きない、とてもかっこいい器でした。 6枚目の写真のように、口の部分が2ヶ所、計3片に割れ、縁と裏側に、破片のない部分がありました。 破片を麦漆で接着し、強度を出すためひと月おき、破片のない部分は和紙を芯にして成形しながら、凹みを刻苧(こくそ)漆や錆漆で埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、銀の丸粉を蒔いて、粉を固め、控え目に磨いて仕上げました。 あまり釉薬のかかっていない素地でしたので、漆がしみて汚さないよう、毎回マスキングを施し、慎重に作業を進めました。 器自体、様々な方向から見た表情が豊かでしたので、それに加わった修繕が自然な魅力となるよう、銀がシャープにも野暮ったくもならないように、修正を繰り返しながら、バランスに気を付けました。 純銀ですので、経年で色味が褐色に変化していきます。 破片のない部分は広めの銀色になっていますが、器の雰囲気から、銀が変化していくほどに、修繕が自然になじんでいくと
a brown bowl sitting on top of a table
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "黄釉の中鉢の割れ2片、黒呂色漆仕上げ。 いつもお世話になっております、取次店の夏ノ庭 @natsu_no_niwa さんより、お預かりしました。 内側には、スリップウェアのような雰囲気の、のびのびとした櫛目の模様があります。 9枚目の写真のように、真っ二つに割れていました。 破片を糊漆で接着し、強度を出すためひと月おき、凹みを錆漆で埋めては研ぎ、ヒビを漆で埋め、呂色漆を塗っては研ぎ、艶消しの黒呂色漆で仕上げました。 仕上げは店主の吉田さんとの相談の中で、シンプルな黒の漆となりました。 シンプルなだけに、線そのものの印象が大切となりますので、特に内側は、途中の島のような部分をきちんと残し、鋭さや太さで主張することがないよう、しっかりと強度を担保しながら、割れ線に沿った細い線を心がけました。 漆の黒は、一般的なイメージよりもずっと強い印象を与えます。 器自体の雰囲気によりますが、 たとえば、器の雰囲気に合わせて繊細に控え目にするために、黒の漆仕上げで、と思っても、髪の毛一本の差で、
three white bowls with designs on them sitting next to each other in front of a black background
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "お茶碗の割れ2片、本金丸粉仕上げ。 白く、細かな貫入の肌が美しいお茶碗をお預かりしました。 9枚目の写真のようにV字に割れており、その先にヒビがありました。 破片を麦漆で接着し、強度を出すためひと月おき、凹みを錆漆で埋めては研ぎ、ヒビを漆で埋め、呂色漆を塗っては研ぎ、本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕上げました。 水漏れチェックをした際、見えていなかったヒビがさらに現れたので、延長して漆で埋めながら、次第に現れてきた景色が、偶然にも、梅の枝のようになりました。 割れの部分は、よく、細かいホツレを含んでいるものですが、埋めてみると、それがまるで枝の凹凸のようでした。 また、割れ線と斜め下方に延びているヒビを梅の枝に見立て、枝の雰囲気を意識した線を描き、本金を蒔きました。 お客さまより、久しぶりに対面した器に新たな梅の枝の景色が加わりました、と、うれしいお声を頂きました。 喜んでいただけて本当に良かったです。 梅や竹など、華やかな金彩のお茶碗でした。 新たな景色を得た器と、また
a close up of a brown vase on a black background with gold sprinkles
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "カップの割れ2片、本金丸粉、内側は蒔絵仕上げ。 カップをお預かりしました。 小さな破片の周りの、いくつかの深い欠損部はしっかり埋めましたが、ヒビ部分の水漏れがなかなか止まらず、長くお時間を頂きました。 破片を糊漆で接着し、強度を出すためひと月おき、大きな欠損部に和紙を芯にするようにして貼り付け、刻苧(こくそ)漆や錆漆で凹みを根気強く埋めては研ぎ、ヒビを漆で埋め、呂色漆を塗っては研ぎ、本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、控えめに磨きました。 水漏れチェックを何度もしながら、特に内側の無釉の部分のザラザラした素地には完全にヒビが紛れてしまって、水の引き際を見たり、少しずつ探りつつ埋めていったのですが、無釉の素地にいくつも黒いヒビの線ができてしまいましたので、それらを一枚の葉っぱの形に見立て、黒の漆を塗っては研ぎ、最後に、ヒビと繋がるように葉脈を蒔絵し、粉を固め、磨いて仕上げました。 葉の蒔絵は予定にはありませんでしたが、器の雰囲気と合うよう、黒と金の落ち着いた雰囲気に仕上げましたので、飲み物を
a gold and silver cup with handles on a black background
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "ガラスのマグカップの割れ4片、本金丸粉仕上げ。 美しいマグカップをお預かりしました。 コロンとした形であたたかい飲み物が飲める、耐熱ガラスです。 取っ手の部分を中心に割れていました。 ガラスは陶磁器と違って透明なので、そのまま接着すると、漆の茶色が表と裏から透けて見えてしまいますので、2つの方法を適宜用いています。 ひとつは、漆のみを使って接着し、接着面から漆が飴色に透けるのを鑑賞するような直し方。 もうひとつは、全ての断面に箔を貼り付け、接着する漆が透けて見えないようにして、金銀などの仕上げにする方法です。 今回はもともとのデザインから、断面に金箔を使って接着する方法を用いました。 断面に漆で金箔を貼り、ひと月ほど置いてしっかりと定着させた後、麦漆で破片を接着し、さらにひと月置いて、しっかりと強度を出しました。 破片のない部分を和紙でふさぎ、段差や細かな凹みをあわせて錆漆で埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、水漏れチェックを施した後、最後に本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕
a white spoon with a red handle on a black surface
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "陶製スプーンの割れ2片、金属芯を入れて補強、布目塗り仕上げ。 とてもかわいいスプーンをお預かりしました。 全体が陶器でできていて、口に入れる部分だけ釉薬がかかっており、少し長めの柄の部分は素焼きで、すべすべとした触り心地でした。 柄の途中がぽっきり2つに折れていました。 カップの取っ手などと同じように、スプーンの柄にも、小さな断面積に対して大きな力がかかるため、麻布などを巻きつけて補強を行いますが、 カップに比べて、細い棒状であるスプーンの柄には、てこの原理で、カップ以上に大きな負荷がかかります。 そこで今回は、両方の断面に穴をあけ、漆を焼き付けた太めの針金を漆で固定して、芯としました(写真7枚目)。 まず片方に芯を漆で固定してしっかり置いた後、もう片方の断面にも穴を開け、糊漆や刻苧(こくそ)漆、麦漆等を併用して2片を接着し、しっかり強度を出すため、さらにひと月おきました。 継ぎ目の部分の凹みを錆漆で埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、その上から、帯状の麻布を糊漆で巻きつけて硬化さ
a piece of art with writing on it
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "板皿のホツレ、青金丸粉仕上げ。 角がきりっとした、かっこいい板皿をお預かりしました。 鹿児島の作家さんの器です。 釉薬がほとんどかかっていないザラっとした質感に、備前のようにおそらく藁か何か植物を乗せて焼いた模様、丸と三角の印花の幾何学が、どこか古代の風情もあり、調和しています。 下の辺に、広めの欠けがありました。 ホツレを錆漆で埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、赤みの少ない青金の丸粉を蒔いて、粉を固め、控え目に磨いて仕上げました。 器の雰囲気を大切に、角をきりっと立たせるように成形し、平面を作りました。 金は粉の号数や磨き方によって華やかにもなりますし、控え目に磨くと金属的な黄褐色にもなり、表から見たときにもさりげなく、器のもともとの色になじむ仕上げになりました。 こういった釉薬がほとんどかかっていないザラザラした器は、漆がしみやすく、汚さないよう、毎回、こまめにマスキングをしながら作業します。 それでもキワの部分はなかなか難しく、初めの頃は、マスキングって面倒だと思って
a close up of a vase on a black background with no one around it or in the photo
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "湯飲みのホツレ、本金丸粉仕上げ。 毎日のようにお使いだったという、湯飲みをお預かりしました。 口縁に3つのホツレがありました。 ホツレを錆漆で埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、本金の丸粉を蒔いて、粉を固め、控え目に磨いて仕上げました。 器の何とも言えない味わいや、よい雰囲気を大切に、控え目な磨きで仕上げました。 金は、磨きの具合や粉の号数によって、金彩のようにピカっとゴージャスにも、落ち着いた雰囲気にも仕上がります。 特に本金は色味に変化がなく、元素的にも化学変化しにくい、安定性の高い素材です。 控え目な磨きのものは、手擦れで次第に深い光をたたえていくものもありますし、最初にしっかりと磨いて輝かせたものは、お使いになるうちにだんだんと落ち着いて、なじんでいきます。 金は貴重な素材になりますが、その意味でも長くお使いいただける仕上げだと思います。 お客様おひとりひとりのお好み、手の大きさ、いろいろな要素から、器のゆらぎや、手に持った触感、口元の薄さなど、愛用の器には、それでし
a white bowl with a red strawberry on the side and a black background behind it
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram
a red heart shaped bowl sitting on top of a table
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂(鹿児島) on Instagram: "りんごの器のワレ4片、白漆仕上げ。 かわいいりんごの器をお預かりしました。 大きく3つに割れており、小さな破片が底面に1つありました。 割れを麦漆で接着し、強度を出すためひと月おき、凹みを錆漆を埋めては研ぎ、呂色漆を塗っては研ぎ、白漆で仕上げました。 器に対して大胆な割れ線が入っているので、線がもたついたり、存在感を持ちすぎないよう気を付けました。 白漆の線が新しいデザインのような景色となりました。 昨年のイベントの際のお預かりで、長くお待たせいたしましたが、大変喜んで下さいました。 こちらはもともと安価な大量生産品だったそうですが、器の値段より修繕代の方が高くなってもぜひ直して欲しい、ということで、修繕させて頂きました。 また末永く楽しんでいただけたらうれしいです。 例えばヨーロッパでも一部の国では、花器などは美術品としてコレクションしても、家庭での日ごろ使いの食器に関しては、あまりこだわりのない、丈夫でシンプルなものを使う傾向があると聞いたことがあります。 一方、現代の日本
a white bowl sitting on top of a black table
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂 on Instagram: "カップのワレ5片、銀丸粉仕上げ。 矢杖空間舎「麓窯」田島修次さんのカップをお預かりしました。 色みのグラデーションがとても美しく、丸みが手になじんでとても心地よいカップでした。 5つの破片を糊漆で接着し、強度を出すためにひと月おき、凹みやホツレを錆漆で埋めては研ぎ、ヒビを漆で埋め、呂色漆を塗っては研ぎ、水漏れチェックを行い、銀丸粉を蒔いて、粉を固め、磨いて仕上げました。 少しの段差が出た部分はスロープ状に錆漆で埋めるので、その部分はどうしても広めの修繕痕になりますが、ヒビやワレの線自体の味わいをいかすよう、何度も修正しながら、メリハリある線を描きました。 線が多くてもうるさくならないように気を付け、器の薄さや色味に合うよう涼やかな仕上げを目指しました。 今回の器は、鹿児島県南九州市頴娃(えい)町の @le.plan.de.ak さんよりお預かりしました。 私の住む川辺町と同じ市内にあるのですが、我が家から薩摩半島の南端へ向かって車で30分ほど、ぐっと海が近くなり、とても身近なショートトリッ
a white bowl sitting on top of a black table
Chiho Zushi 器の修繕、金継ぎ 図師 千穂 on Instagram: "ボウルのワレ3片、白漆仕上げ。 古物のような雰囲気でいて、やさしく使いやすい、岩切秀央さん @shuo_iwakiri のボウルをお預かりしました。 岩切さんの湯のみの修繕を以前のインスタでご覧になったお客様より、ご相談の上、同じ白漆にての修繕を承りました。 破片を糊漆で接着し、強度を出すためにひと月おき、凹みやホツレを錆漆で埋めては研ぎ、ヒビを漆で埋め、白漆を塗っては研ぎ、水漏れチェックを行い、白漆で仕上げました。 ベージュトーンの不思議な模様にできるだけ自然になじむ線を心がけ、さまざまな角度から器の雰囲気に合うよう、仕上げました。 白漆は、白い粉を薄い茶色の漆に混ぜてある都合上、塗った直後は真っ白にはなりませんが、漆自体の茶色が経年で少しずつ抜けていきます。 仕上がり直後は茶色がかったベージュですが、次第に、もう少し白味を帯びてきます。 お手元に届きましてから、時間をかけてその変化も楽しんでいただけると思います。 先日、作家の岩切さんに偶然お会いして、帰りに近所の工房にお邪魔し、私も